地政学的な変化と遺跡の関係

色々旅行をしていて気付いたのだが、かつて地政学的に重要拠点であった場所が、技術的な進歩・新行路の開拓により重要性が変化するとその都市は大きな遺跡になりやすい。

中国のシルクロードの重要拠点だった敦煌。黒海と地中海、ヨーロッパとアジアを結ぶ拠点にあったトロイ。東南アジアの中心地であったシェムリアップ。これらはかつて地政学上重要な拠点でありながら現在はその重要性を失った都市だ。

まず敦煌であるが、中国の立体地図を見れば分ると思うが西にはチベット高原があり、西南はジャングル地帯である、北には騎馬民族がおり、西洋と貿易をするには、海路を伝って行くか、北西の敦煌のあたりを抜けて行く必要があった。しかしシルクロードの衰退により、敦煌も衰退の道を辿った。

次にホメロスの叙事詩にも登場するトロイであるがここはイスタンブールとともに黒海と地中海、ヨーロッパとアジアを結ぶ拠点であり、この領域は多くの商船が行き来し、トロイはその通行で潤った。トロイ戦争の原因は通商をめぐる利害関係の衝突であるとも言われている。

最後にカンボジアの片隅にあるシェムリアップであるが当時はシェムリアップはカンボジアの中心であった、つまりカンボジア人(クメール人)はタイの大部分及びベトナムの一部を治めていた。然しながら中国人に押されたタイ人ベトナム人が双方から侵略して来るとその大部分を失ってしまい。遂に首都をプノンペンに移すはめになる。そしてシェムリアップの重要性も低下したのである。


トロイは現在もある程度重要であると思う。他の2都市は観光都市としては重要である事には違いない。

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